戦後何年ですか?
2021/03/19
先週、お盆で帰省をして親戚まわりをしました。
オイラは運転手なので、お酒を飲めませんでしたが、
両親たちはおおいに盛り上がっていました。
そこで、なぜか出てきた戦時、戦後の話。
「戦争はあってはならないし、起こしてはいけない」
皆がみせるちょっと違った表情に、
言葉の重みがありました。
戦後は、本当に悲惨な毎日だったと強く感じました。
百姓は米を作っても、国に没収され、
配給にまわされます。
百姓でなければ、山や川へでかけ、
はたまた、道端に生えている草から、
食べられるものを選別して食べていたそうです。
配給が回ってこない場合もありますし、
米を口にすることすら難しい世の中であったのです。
食べ物に敏感になっているので、
「味噌汁」のにおいがちょっとしただけでも、
気持ちは高まります。
でも、食べられないのです。
米を食べたくて、
ご近所に「分けてほしい」と回っても分けてもらえません。
小さな子供がこのようなことをしていたのです。
親はどれだけ惨めだったか。。。
百姓は米を国に持っていかれると書きましたが、
知恵を絞ります。
昔は、家の防寒対策に、わらを使っていたそうです。
そこで、稲にお米がついたまま、防寒対策をして、
国からの目を逃れていたそうです。
でも、これをできるのは百姓だけ。
百姓じゃなければ、何を食べていたのでしょう。
冬。
雪が降り積もる中、どんな気持ちですごしていたのでしょう。
考えられますか。
今の世の中は、ものがありふれて、
お金を出せばなんでも買えます。
戦後の食生活は悲惨としかいえません。
でも、その時代の方々ががんばったからこそ、
今のこの世の中があるのだと思います。
そして、オイラも話を聞いて、
戦争はあってはならない。
と、深く思いました。
戦争を知らない人たちが、
これから、世の中の中心の世代となります。
もしかしたら、これからが危険なのかもしれません。
時代は繰り返される。
でも、戦争は繰り返してはなりません。
何も生み出しません。
終戦記念日は過ぎましたが、
いまいちど考えてみてもいいかもしれません。